「ねー、アメル。枕投げしない?」
「まくらなげ、ですか?」
「うん。とは言っても枕、2つしかないけどね。
あはは。ほら、なんかさ。こういうトコ来るとわくわくしない?」
「あ。なんか解りますね、それ」
「でしょぉ〜?」
此処はサイジェント。
その南スラムにあるフラット。
トリスとアメルは、久し振りに遊びに来ていた。
その夜の事。
「(そういうわけで)いきなり、えいっ!」
「きゃっ?!」
「えへへ〜。先制攻撃っ♪」
「もぉう、トリスっ?…えいっ」
「あぃたっ?」
たった2つの枕。
ゆるい放物線を描いては、、きちんと相手の胸に収まる。
他愛のない、遊び。
そんなのを数十回繰り返した後。
お互いの枕を受け取ると、布団の上に滑り込んだ。
「あはは…楽しいね」
「…はいっ!」
そんな微笑ましい遊びに。
ナツミが勘付いて、クラレットを引き連れてくるのは、この数分後。
女の子強化合宿で某様=Hさんに書かせて頂いたアメトリです。
これも「ブイエス」と言えるのでしょうか?
「合宿と言えば、枕投げ」という単純明快なコンセプトを基に書きました。
実際は出来なかった枕投げ、ナツクラを交えての戦い(?)の結果はどうだったんでしょうね(笑)
20040814→20040818UP。